このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

世代・ライフスタイル別トピックス

しっかり食べて老化を防ぐ
認知症予防に「低栄養」に気をつけましょう

「低栄養」は老化を早めます

シニア世代では、フレイル予防も大切です。「フレイル」とは、年をとって体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態のことを指し、健康な状態と要介護状態の中間です。フレイル予防には、栄養(食事の改善)・身体活動(ウォーキング・ストレッチなど)・社会参加(趣味・ボランティア・就労など)の3つの要素が重要です。

シニア世代は、食が細くなったり、食事づくりがおっくうになったりして、品数や量が減りがちです。また、近年、中高年の肥満が増加し、肉や脂肪を控えるようにという情報にふれることも多いでしょう。しかし、食事量が減っている人が中高年向けの食事法をそのまま取り入れてしまうと、低栄養状態におちいってしまう恐れがあります。

低栄養状態になると、血管の壁がもろくなったり、ウイルスに対する抵抗力が衰えたり、体力が低下します。さらに、認知症の発症にも影響を及ぼすことがわかっています。 

フレイル予防のためにも、低栄養にならないように、多様な食品を組み合わせて3食しっかり食べましょう。

参考URL:食事摂取基準を活用した高齢者のフレイル予防事業 |厚生労働省[外部リンク]

やせてきたら要注意

食事が十分にとれないと、低栄養になり、やせてきます。

東京都健康長寿医療センター(旧(財)東京都老人総合研究所)の調査では、BMIが20以下の「細い人」の生存率は、「太い人」「少し太い人」「少し細い人」のいずれより、顕著に低いという結果が報告されています。低栄養によるやせ過ぎに注意しましょう。

グラフ:体格指数(BMI)と生存率