
夜遅い時間に食事をとる人が増えてきているようです。特に、働いている人は食事時間が不規則になりがち。
夜遅い時間に食事をとると、食事からとったエネルギーが消費されにくく、余分なエネルギーが体脂肪として蓄積されやすくなります。
さらに、夕食の時間が遅いと眠る時間も遅くなってしまいます。きちんと睡眠時間をとらないと、心身の疲れが抜けません。まずは、できるだけ早めの夕食と十分な睡眠を確保できるよう、規則正しい生活リズムを心がけましょう。
また、私たちは1日24時間で日々過ごしていますが、実は私たちの身体の中の「体内時計」はそれよりも少し長いため、身体の外と中の時間にはズレがあります。
朝食の摂取は、脳の時計遺伝子と一緒に働いて,この身体の外と中の時間のズレを修復してくれます。朝食をとるためにも夕食の時間は重要ですが,どうしても夕食の時間が遅くなってしまう場合の食べ方のポイントをお伝えします。
仕事の都合などで、夕食の時間が遅くなってしまう場合、夕食を2回に分けて食べる「分食」をしてみましょう。夕方に主食であるおにぎりなどエネルギーがしっかりと摂れるものを食べ、帰宅してからは副菜やおかずだけを食べるという食べ方をおすすめします。
寝る直前に丼ものやラーメンなどエネルギーや脂質の多いものを食べてしまうと、体内時計が狂ってしまったまま、次の日を迎えることになってしまい、身体が時差ボケのような状態になってしまいます。
このほか、間食を上手に利用してみるのもよいでしょう。
ただし、間食はとり方によって食事のリズムを崩してしまうこともあります。スナック菓子などエネルギーや脂質の多いものをとると、夕食がおろそかになって生活リズムが乱れたり、さらに夕食もしっかり食べてしまうとエネルギーの摂りすぎで肥満につながります。
例えばビタミン類やカルシウムの供給源となる果物、乳製品などを選べば不足しがちな栄養素を摂取することもできます。また、菓子類や嗜好飲料などをとるときは、商品のパッケージに記載された栄養成分表示を参考に、エネルギーや脂質が少なめのものを選び、食べすぎないようにしましょう。





