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農林水産政策研究所

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クローズアップ研究者 柿原 真奈

農林水産政策研究所 研究員(食料領域)

専門: フードシステム学、農業経営学

これまでの研究はどのようなものですか?

  これまでは、生産者から消費者に至る食料供給システムについて、関係者間の契約や価格形成、背景となる制度変化などを明らかにする研究を行ってきました。特に大学院時代は、食料安全保障など公益的な理念のもとに推進された飼料用米の取り組みに着目し、飼料用米と関連製品のフードシステムが、水田政策の変化によって受けた影響について、事例分析を通じて検討しました。具体的には、取り組みの主要な生産者や生活協同組合関係者、畜産経営体等への聞き取り調査を行い、事業規模や地域性の違いによって、政策変化の影響が異なることが明らかになっています。
  また、生産者と実需者の結びつき方、いわばマッチングについても研究を行いました。補助金による経済的誘因の小さい2000年代に始まった事例では、先駆的な取り組みに参画することへの関心、長期的な取引によって築かれた信頼に基づく相互扶助の意識、将来的な地域の共益創出に対する期待感といった非経済的動機が、マッチングの推進に重要な役割を果たした可能性を示しました。

今後の抱負を教えてください。

  近年、気候変動や国際情勢の悪化などを背景として、国内外のフードシステムを取り巻く環境は厳しさを増しています。さらに、急速な技術革新による目まぐるしい変化に対し、フードシステムの様々な段階で、新たな対応策を講じる必要性が増していると考えられます。
  そのような激動の時代だからこそ、すべての人が安全で栄養ある食料へ安定的にアクセスできる、FAOの掲げるような「食料安全保障」の実現に寄与できるよう、今後は、実態調査を中心とした研究を通じて、現場への理解を深めながら、日々研鑽(けんさん)を積んでまいります。 

略歴      研究員紹介のページを見る

福岡県出身。2026年3月京都大学大学院修了(博士(農学))。同年4月より現職。

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企画広報室広報資料課

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