地元農工高校へ学習支援を通じた担い手育成の取組みを実施
1月27日、南周防農地整備事業所は、農業や農地整備事業への興味・関心を高めることを目的として、農業に携わることへのイメージや実感を抱き始めた山口県立田布施農工高校生物生産科1年生(30名)を対象に、「アグリフォーラム~地域と農業の魅力を考える~」を開催しました。
開催に当たっては新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策として高校と南周防農地整備事業所をリモートで繋ぐ形式としました。
最初に事業所から農地整備事業の目的・効果、事業により整備された土地で営農をしてくれる人材の発掘・育成について事業コンセプトムービーを活用し説明しました。
また、山口県柳井農林水産事務所から「はだか麦」「れんこん」などの山口県産農産物の生産量が全国上位であること、県内荒廃農地面積が全国10位であること、農業従事者の高齢化が全国でトップであることなど山口県の農業情勢について説明されました。
続いて、山口県へIターン就農し、水稲・みかん・コチョウランを栽培している3名の女性就農者を講師に招き、3名の講師より(ア)就農を目指したきっかけ、(イ)農業の魅力とやりがい、(ウ)今後の目標についての講演を行いました。

【質疑応答中の講師の様子】
講師からは「ファームステイをした時に農業は楽しいと教えてくれた方の元で農業をやりたいと思った」「伐採した木を活用した地域イベントの実施や福祉施設の方との連携の場を設けている」など就農したきっかけや地域との関わり方のほかに、「この地域は日照時間が長く、天候に恵まれている。収量や品質も良い」などの話もあり、南周防地区の魅力や本地域が営農に適していることを再認識させられました。
生徒からは「商品化できるコチョウランの基準」、「土づくりで工夫していること」、「商品に付加価値をつけるために行っていること」など、専門的な質問が多く聞かれました。

【質問中の生徒の様子】
最後に生徒代表から「直接会ってお話することができなくて残念だが色々な話を聞いて農業に対するイメージが変わった」との感想があり、農業への興味・関心の高まりを感じることができました。
南周防農地整備事業所では、今後も学校組織をはじめとした周辺地域との連携を強化し担い手の育成・確保など事業完了後の営農まで見据えた取組を推進していきます。
お問合せ先
南周防農地整備事業所
〒742-1502 山口県熊毛郡田布施町大字波野585番1
電話:0820-51-1007 FAX:0820-52-1330




