地元農工高校の生徒がほ場整備の現場でICT施工技術を体験
11月10日(水曜日)、山口県立田布施農工高等学校主催により、南周防農地整備事業「西田布施・友石団地区画整理工事」の現場で、都市緑地科の2年生29名による企業見学セミナーが行われました。
企業見学セミナーは、学生が専門的な知識・技術や勤労の尊さを学習するとともに、進路意識を高めることが目的で開催されました。
今回は、土木建設業の現状を知ることがテーマであるため、地元である西田布施・友石団地の現場を訪問しました。
西田布施・友石団地の現場では、現在、情報化施工技術を取り入れており、ICT建設機械やドローンを積極的に活用して区画整理工事を実施しています。
また、事業完了後の田んぼや水路などを視覚化することができる高精度屋外ARシステム「TrimbleSiteVision」を用いて、営農者にわかりやすく説明するような取り組みも行っています。
企業セミナーのはじめに、南周防農地整備事業所から、ほ場整備事業の概要や土木建設業の現状について説明を行いました。
また、施工業者から、会社案内や工事概要、ICTの仕組みについて説明が行われました。
その後、ICT建設機械(バックホウとブルドーザ)に試乗して機械の操作方法や機能について学ぶとともに、高精度屋外ARシステムを用いて、現状と事業完了後を比較してもらう体験も実施されました。

【ICT 機械試乗体験】


【出来上がり(工事完成時)のバーチャル映像例】
企業セミナー後、学生代表から、「重機に試乗してみて、座席に暖房が設備してあるなどイメージしていたものと違っていた。」、「普段経験できないことができたので、楽しかった。」など、土木建設業に対するイメージの変化が窺える感想が述べられました。
情報化施工技術を取り入れるなど、土木建設業界にも大きな変化が訪れています。当事業所でも、農業土木技術者を増やすために、活発的な事業PR 活動に引き続き取り組んでいきます。
お問合せ先
南周防農地整備事業所
〒742-1502 山口県熊毛郡田布施町大字波野585番1
電話:0820-51-1007 FAX:0820-52-1330




