校外学習及び現場見学会
1.小学生を対象に校外学習を開催
喜界町立早町小学校5・6年生21名(令和7年7月12日開催)、喜界町立喜界小学校3年生39名(令和7年9月16日開催)を対象に校外学習を開催した。この校外学習は、地下ダム工事の開始に合わせ企画したもので、当日は、地下ダムの概要、畑地かんがい、農業について授業を行うとともに、今年度から本格的に着手した喜界第2地下ダム止水壁の工事現場などを見学しました。
授業では、中央管理所の水管理システムを用いて小学校周辺の畑でも水が使われていることなどを紹介したほか、イメージ図や写真を用いながら地下ダムの役割、喜界島の営農や日本の農業について説明を行いました。児童たちは、自分たちが住む島のことについて、熱心に耳を傾けていました。
また、前歴事業(平成4~15年度国営喜界土地改良事業)で造成された地下ダムトンネルの見学を行いました。トンネルは、地下水を堰き止める止水壁の一部となっており、児童たちは貯留域側に設置された窓から地下水を興味深く観察するとともに、窓に設置されたバルブを開けて貯留水に触れ、透明度に驚きながら実際に地下に水が溜まっていることを実感していました。
その後、地下ダム工事現場に移動し、止水壁工事の概要について動画等を用いて説明した後、施工の状況を見学しました。児童たちは高さ約30mもの大型施工機械を目の前にして驚いている様子でした。
児童から「削孔機械は何mまで掘れるんですか。」と質問があるなど、当事業に興味を持ち、工事現場の雰囲気を直接感じてもらう良い機会になったと実感していました。今後も、国営事業や農業への理解を深め、地域への関心を高めるため、校外学習や現場見学会を継続して実施していきたいと思います。
早町小学校校外学習

喜界小学校校外学習

2.地域住民を対象として現場見学会を開催
地元住民等を対象に地下ダム現場見学会(令和7年9月5日)を開催しました。当日は旧暦のお盆にあたり、帰省客や農家、地元住民など合計22名に参加頂きました。
まず、事業所から事業概要の説明をし、止水壁工法(SMW工法)について工事受注者から説明を行いました。その後、施工機械の見学や不透水層の説明を実際の土砂を見ながら説明をしました。
住民からは、「地下に空洞はあったのか。」、「井戸への影響の確認方法は。」など、次々に質問があがり、地元の方の事業に対する関心の高さを感じました。
今後も国営事業への理解向上を図りさらなる事業推進のため、現場見学等を実施していきたいと思います。


お問合せ先
喜界島農業水利事業所
担当者:調査設計課
ダイヤルイン:0997-57-1057




