このページの本文へ移動

近畿農政局

メニュー

和歌山の「味」を伝える学生展示を訪問

和歌山大学図書館の展示室にて、博物館実習の一環として、今年も学生による企画展示が行われました。

 今年は、調味料の「さしすせそ」を和歌山版の調味料に置き換え、『紀州ひとふり  さしすせそ』と題し、食にフォーカスした展示が、令和8年1月8日から1月21日まで(平日のみ)開催されました。
 
 日常でよく使われる5種類の調味料について、魅力を伝えるパネルが並びましたが、 どんな調味料がラインナップされたのでしょうか?。

開催趣旨や、各調味料の解説パネルが並びます

 では、どんな調味料が展示されたのか、簡単に見ていきましょう。

 ”さ”は和歌山県が収穫量日本一を誇る「山椒」。
 ”し”は陳皮も使用されている「七味」等。
 ”す”は柿酢、梅酢やポン酢などの「酢」。
 ”せ”は和歌山県が発祥とされる「醤油」。
 ”そ”は伝統的な郷土料理である「金山寺みそ」。 
 
 会場にはそれぞれの実物も展示され、パネルで紹介されている調味料そのものを実際に見ることができる点も印象深いものでした。

実物とキャプションがガラスケースに入って展示されています

 この企画・制作は、テーマや題の決定からパネルに使用する写真の撮影、かるたをモチーフにしたパネルのデザインまで、すべて学生が手がけています。
 学生による説明が行われている日もあり、実際に説明を伺うと、歴史や特徴はもちろん、山椒をアイスにかけて食べるなど、家庭で楽しめる意外な食べ方も知ることができ、身近な調味料でありながら新たな発見にあふれていました。

 さらに、初日の1月8日には「ごはんに合うもの選手権」として、来場者が展示されている調味料を試食し、最も白ごはんに合うと思ったものを展示室で投票した後に説明を聞く、体験型イベントが行われました。
 用意された5種類のうち、餌に梅酢エキスを練りこんで育てた真鯛の身を、種を抜いた紀州南高梅の中に詰めたものと、醤油発祥の地である湯浅にて、杉樽で仕込まれた醤油の人気が高かったとのことです。

 参加した学生からは「自分でもやってみようと思った」や「地元の金山寺味噌とは味が違うことが分かった」など、実食したからこその感想も寄せられました。

橋本唯子准教授(右)から、初日の投票の様子について、投票結果を見ながらご説明いただきました

  展示内容をまとめたパンフレットも作成されており、解説パネルに加えて学生が執筆したコラムも収録されており、読み物として楽しむことができます。


パンフレット表紙と中身

 展示説明の後には、こちらからの質問にも丁寧に対応していただき、準備をする中で地域の食文化への興味が深まったとの感想も伺うことができました。

山椒の歴史や食べ方について
学生から説明をいただきました

学生に、展示を通しての感想をお話しいただきました

 今回の展示は、和歌山の身近な“味”を通して地域の特色ある食文化を見つめ直す、大変良い機会となりました。
 日常に何気なくあるものへ視点を向けるきっかけとして、今後もこうした学生主体の取り組みが広がることを期待しています。

(訪問日:令和8年1月15日)

お問合せ先

近畿農政局和歌山県拠点

ダイヤルイン:073-436-3831