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近畿農政局

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荒れた畑を復活させ、近畿最大規模のオーガニック農園へ!

滋賀県東近江市|有限会社永源寺マルベリー

有限会社永源寺マルベリー(以下「永源寺マルベリー」という。)は、過疎化の進む滋賀県東近江市永源寺地区ではじまった「耕作放棄地を桑畑で復活するプロジェクト」をきっかけに、2004年に永源寺オーガニック農園を創業しました。現在の経営面積は約10ヘクタールと、薬用植物栽培としては近畿最大規模。また2017年には有機JAS認証を取得しています。


スタッフの集合写真(農園にて)
(写真提供:永源寺マルベリー)


モリンガの圃場
(写真提供:永源寺マルベリー)

地域の皆さんと協力し合いながら、健やかに暮らせるまちづくりを目指しています!

永源寺マルベリーは耕作放棄地を活用し、地域の活性化を目指して薬用植物の栽培に取組んでいます。農作業を担うメンバーは30代~90代と幅広く、地域の高齢者や障がい者の皆さんも活躍中です。有機栽培には除草や防除などに沢山の手作業が必要なため、地域の社会福祉法人と協力し農福連携に取組んでいます。


桑の葉の収穫作業の様子



美味しさを追求して作られた「桑茶」
(写真提供:永源寺マルベリー)

薬用植物の「桑・明日葉・モリンガ・ヨモギ・杜仲・ケール」など、約10種類の植物を栽培。

古くから漢方薬としても親しまれてきた「桑」をはじめ、近年、スーパーフードとしても注目されている「明日葉」「モリンガ」などの薬用植物を栽培しています。
6月中旬~11月初旬までの収穫時期にはスタッフ総出で、丁寧に手作業で摘み取り、自社の加工場でパウダーや、お茶・青汁などの原料として乾燥加工され、ECサイトを通じて販売するとともに、製薬会社等にも販売しています。

農業に興味のある方には、農園体験ツアーをご用意!

農園の見学と併せて、薬用植物の収穫などの農作業が体験出来るツアーが用意されています。また11月中旬~3月中旬頃には、桑の木の剪定作業等の体験も可能です。
今後の展開として、まだまだ「明日葉」等の薬用植物の知名度は低いため、永源寺マルベリーの商品をきっかけに、日本が誇る薬用植物になってくれることを期待しています。


丁寧に1枚1枚手摘みされた桑の葉


高温対策のため、「明日葉」の畝間に植えられた緑肥(ソルゴー)

安心な商品を提供するために栽培方法にも一工夫!

「桑」や「明日葉」は、特に温暖な地域で栽培されていますが、近年の高温や少雨ため、植物の栽培にも育成不良や葉の日焼け等の影響が出ています。それらの対策として、リビングマルチの中に灌水チューブを設置したり、畝間に背丈の高い異なる緑肥(ソルゴー)を植えて、意図的に影を作る日除け対策などをしています。

◎有限会社永源寺マルベリーHP(外部サイトへリンク)https://eigenji-mulberry.com/

お問合せ先

滋賀県拠点 地方参事官室
TEL:077-522-4261