こだわりの肥料で育てた梨は瑞々しさと濃厚な味わいが自慢です~南陽園(大淀町)~
大淀町で梨を栽培する南陽園(代表 中出雅則氏)は、創業100年を超える果樹園で、二十世紀梨を中心に幸水や豊水、秋月など16種類の梨を栽培されています。
土づくりにもこだわり、独自に配合した有機質肥料を使った園地では、微生物が活発に働き、ミミズもたくさん生息。この土で育った梨は、甘さと香りが際立ち、瑞々しくて濃厚な味わいが特徴とのことです。
大変な作業が多い果樹栽培ですが、お客さんからの「この梨おいしい」という声を励みに、「あと10年は頑張りたい」と笑顔で話される姿が印象的でした。
(撮影:令和7年9月)

代表の中出雅則さん

園内の様子
【南陽園について】
南陽園がある大阿太高原では、明治35年頃から二十世紀梨の栽培が始まりました。
当園は、標高200~230メートルの丘陵地帯にあり、昼夜の寒暖差が大きく果樹栽培に適した気候とのことです。
また、赤土が広がる地域で、水はけが良くミネラル分を多く含む土壌は、梨の糖度を高める役割を果たしているそうです。

収穫期を迎えた梨
南陽園は、このような環境の中で、竹やハーブ、蟹ガラ等からつくった独自の有機質肥料を使った土づくりを行うとともに、樹上完熟させた梨を収穫し、一番おいしい状態のものを販売されています。
また、農薬の使用量も極力抑えることで、環境に配慮した栽培に取り組まれています。

直営の直売所
【直売所は連日大盛況!】
南陽園の梨は、主に直営の直売所で販売されています。
お店は7月下旬から営業が始まり、8月下旬から9月中旬にかけて幸水や豊水、二十世紀といった人気品種の販売が続きます。
10月上旬の営業終了まで、時期ごとに採れる様々な品種の梨が並び、連日、多くのお客さんが南陽園の梨を求めて訪れています。

開店と同時に賑わう店内
【南陽園】(外部サイトへリンク)
http://oishiinashi.com/
お問合せ先
近畿農政局 奈良県拠点
TEL:0742-32-1870




