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近畿農政局

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雇用就農で経験豊富な先輩から多くを学び栽培技術をスキルアップ ~株式会社堀内果実園(五條市)~

株式会社堀内果実園(以下「堀内果実園」という。)は、五條市で柿・梅などの多品目の果樹の栽培と加工・販売に取り組んでいます。
堀内果実園では、12ヘクタールの果樹園を栽培管理するために、ベテランのスタッフに加え新規就農者も雇用しています。代表取締役社長の堀内俊孝さんは、「当社には雇用就農者が6名おり、果樹の品目ごとに担当者を決めている。果樹の栽培技術を習得するには何年もかかるが、自ら栽培技術を勉強することでスキルアップし、互いに作業等を協力し合うことで成長してくれている。」とスタッフに期待されています。
雇用就農者のひとりで、りんごの栽培を担当している角田奏絵さんは、奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校で果樹を専攻し、令和3年にインターンシップ実践実習先だった堀内果実園に就職しました。先輩方から栽培技術のアドバイスを受けながら日々技術習得に励んでいます。角田さんは、「学校で学んだことを生かせる職場でやりがいもある。堀内果実園では多品目の果樹を栽培していて、様々な果樹の栽培技術を学ぶことができる。」と雇用就農(農業法人等に農業従事者として就職すること)の良さを語られました。

(取材・撮影:令和6年12月)

堀内果実園
堀内代表取締役社長(右)と角田さん(左)《りんご園にて》



たわわなリンゴ

【園地の様子】

産地の指導を受けて、新たにりんご(品種:ふじ)の栽培を始め、2~3年前から本格的に収穫できるようになりました。


赤く色づくりんご

【赤く色づいたりんご】

堀内社長は、「近年の気候の変化は果樹にも影響があり、今年は秋に気温が下がらず色づきが遅れていた。今後は気候にあった土づくりや栽培方法に切り替えていくことも必要と考えている。」と栽培方法の見直しも検討されています。


収穫したリンゴ

【収穫したりんご】

収獲を見据えて冬の剪定作業で樹形を整え、春の摘蕾作業で実の数と大きさのバランスを調整しているとのことです。


角田さん

【収穫作業をする角田さん】

角田さんの当面の目標は、経験豊富な先輩方から多くを学びながら、まずはりんごの栽培技術を磨くことです。


社長

【経験と自らの学びでスキルアップ】

りんご園の隣では、正月飾り用の梅の枝の剪定作業が行われていました。
角田さんの先輩の市川さんと久保さんは、これまでの果樹栽培の経験と学びを生かして、その年の天候の状況を見ながら栽培方法を工夫しているそうです。
(梅の枝を剪定する久保さん(写真手前)と枝を揃える市川さん。左下囲みは切り取った梅の枝。)




社長

【雇用就農で人材を育て生産に力を入れる】

堀内社長は、「雇用就農で人材を育て、果樹園で活躍してくれることを期待している。スタッフ同士互いに栽培技術を高め合える関係ができており、これからも果実の生産に力を入れていきたい。」と抱負を語られました。





【お問合せ先】

株式会社  堀内果実園
      https://horiuchi-fruit.jp/

お問合せ先

奈良県拠点

電話:0742-32-1870