新年早々に茶摘み!~年中収穫を可能にする通年摘採の取組~
株式会社福寿園(木津川市)
福寿園CHA遊学パークでは、土の代わりに軽石を敷き詰め、液体肥料で育てる「礫耕栽培」を用いて、年間を通してお茶を収穫する「通年摘採」の研究に取り組んでいます。
(取材日:令和8年1月)
福寿園CHA遊学パーク外観
福寿園CHA遊学パーク
平成2年に多角的なお茶の研究、試作実験などを行うことを目的に「福寿園CHA研究センター」として開設され、平成26年にはセンター北側を拡張し、茶摘み体験や石臼で抹茶を挽く体験、お茶のいれ方教室、茶道体験などの様々な体験ができる他、日本茶だけでなく世界のお茶文化に触れ、お茶の魅力を学び親しむための施設「福寿園CHA遊学パーク」として運営を開始されました。
茶をCHA ( シー・エイチ・エー ) 、Culture ( 文化 )、Health ( 健康 )、Amenity ( 快適 )と捉え、緑豊かな茶園と実験・体験設備を通じて、茶の魅力を創造するティーライフ創造施設を目指しておられます。
礫耕栽培が行われている温室茶園内
「日本一早い新茶摘み」
パーク内にある約100m2(平方メートル)の温室茶園では、「福寿園CHA研究センター」開設当初から、一年中いつでも茶葉の摘採を可能にする「通年摘採」の研究・実践に取り組まれています。
栽培方法は養液栽培の一種である、礫耕栽培(れきこうさいばい)で、自動制御により温度・湿度・照明(蛍光灯を夜間点灯)の環境を整え、冬期もお茶の木を深い休眠状態にせず芽吹きを誘導することにより、通常より約4か月程早い、年明け早々の新芽摘みが可能になりました。
新春の恒例行事として、毎年1月に「日本一早い新茶摘み」イベントを行っています。
土の代わりに敷き詰められている軽石
礫耕栽培(れきこうさいばい)
礫耕栽培とは、養液栽培(土を使わない栽培方法)の一種で、土の代わりに礫(軽石や砂利などの無機質素材を使用)を培地(土台)として使用して、養分を含んだ培養液を循環させて作物を育てる方法です。
礫が根を支え倒伏しにくいことから、背丈が高い作物や、重量のある作物の栽培が可能なこと、礫の隙間に自然に酸素が行き渡りやすいこと及び、礫の間隙で自然な排水・通気性が得やすいことなどのメリットがあります。
同センターでは礫に軽石を使用し、礫層(礫の深さ)は、お茶の木が深根性植物であることを踏まえて約60cmとしています。
「福寿園CHA遊学パーク」については、こちらのURLをご確認下さい。
https://cha.fukujuen.com/(外部サイトリンク)
「株式会社福寿園」については、こちらのURLをご確認下さい。
https://www.fukujuen.com/(外部サイトリンク)
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