茶文化を世界に発信!インターン人材を活用しインバウンドの横展開へ
京都おぶぶ茶苑合同会社(和束町)
近畿農政局では、京都府和束町で積極的に日本の茶文化を発信しインバウンドに取り組む京都おぶぶ茶苑合同会社と意見交換を行いました。(取材:2024年2月)
共同創業者 松本 裕和さん
一杯のお茶に感動、思いを込めて世界に広めたい
京都おぶぶ茶苑合同会社は、2004年「日本茶を世界に!」という思いをもって、茶農家自らが和束のお茶を欧米各国向け販売に乗り出したパイオニア的存在です。
約4haの茶園から生産されるお茶は、自社工場で荒茶に加工されて世界各国の和束茶ファンに届けられます。
2018年には、一般社団法人国際日本茶協会を立ち上げ、公的な団体として日本茶文化の海外普及イベントを開催したり、日本人留学生による留学先で伝道活動を行っていることなどの紹介がありました。
製茶工場にて説明を受ける安東農政局長
多言語による情報発信で多角的なマーケティングを実現
2006年には、英語版販売サイトを開設し、その後、茶畑オーナーの募集、ツーリズム、インターンシップの導入等、海外向け情報発信を軸にインバウンドの取り組みを展開されてきました。
今では、各国のインターン生が積極的にwebサイトの運営に取り組むことで多言語対応も可能となり、更にインバウンドの裾野が広がっています。
インターン生の皆さん
日本の伝統文化を守るインターン生の活躍の場を広げる活動
これまで、おぶぶ茶苑で学んだインターン生の国籍は、26か国以上になります。3カ月の滞在中、お茶の栽培や製茶のほか、ツーリズム・webサイトの運営などの事業に参加しながら日本文化に親しむ中で、インターン卒業後も日本の伝統文化を広める事業に携わりたいとの希望者も。長崎県では、地元行政やお茶農家とコラボして輸出やインバウンドの取り組みを進める「長崎いけどき茶」(※「いけどき」とは地元の言葉で「お茶の時間」の意味)を展開しています。埋もれた伝統文化の数々を海外に発信していくことを日本各地に広め、インターン生の活躍の場にしていきたいとのことです。
京都おぶぶ茶苑合同会社ホームページ
長崎いけどき茶ホームページ
一般社団法人国際日本茶協会
お問合せ先
京都府拠点
担当者:総括班
ダイヤルイン:075-414-9015




