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近畿農政局

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水稲の総合防除(IPM)オンラインセミナーを開催

近畿農政局兵庫県拠点は、令和7年11月12日(水曜日)、「水稲の総合防除(IPM)の普及推進に向けたオンラインセミナー」を開催しました。

IPM1
開催挨拶をする阿部地方参事官(左)

近年、病害虫の侵入・まん延リスクが高まる中、食料を安定的に供給するためにも、化学農薬だけに頼らない「予防・予察」に重点を置いた「総合防除(IPM)」の取組拡大が重要となっています。

本セミナーは、防除技術の研究開発及び実証等を紹介することで、総合防除への認知を広め農産物の安定的かつ効率的な生産に繋げていただけるよう開催したもので、当日は県内のみならず、北海道から鹿児島まで、農業者・生産者団体・自治体等合わせて100名を超える参加がありました。

IPM2

1.総合防除の一層の推進と現場への浸透について

農林水産省消費・安全局植物防疫課
総合防除推進専門官 藤井達也

総合防除実践ガイドライン策定の背景、総合防除の実践の基本的な考え方、関係機関の連携・推進体制等を紹介

講演資料:
総合防除の一層の推進と現場への浸透について

IPM3

2.兵庫県の総合防除の推進について

兵庫県農林水産部農業改良課
主幹 下野真喜 氏

兵庫県における総合防除計画の内容や、防除指導、異常発生時の体制等について紹介

講演資料:
兵庫県の総合防除の推進について

IPM4

3.アプリによる病害虫発生予察について

国立研究開発法人
農業・食品産業技術総合研究機構
上級研究員 松倉啓一郎 氏

公設試験場や民間企業、大学と共同で開発・検証中の、病害虫の発生リスクや薬剤の散布適期を把握できるアプリについて紹介

講演資料:
アプリによる病害虫発生予察について

IPM5

4 .兵庫県における水稲害虫の総合防除技術

兵庫県立農林水産技術総合センター
農業技術センター
主任研究員 柳澤由加里 氏

モニタリング調査により予測する病害虫のうち、水稲害虫種ごとの防除判断等を紹介

講演資料:
兵庫県における水稲害虫の総合防除技術

IPM6

5.地域にあった防除体系の実証について
(農業改良普及センターの取組)

兵庫県立農林水産技術総合センター
専門技術員(病害虫)戸田一也 氏

関係機関と連携したイネカメムシの発生調査と情報発信、イネカメムシに対する箱処理剤の効果や早植えほ場での防除による被害低減の検討状況について紹介

講演資料:
地域にあった防除体系の実証について(農業改良普及センターの取組)

参加者からは、「総合防除は、単なる化学農薬の使用量低減を目的とするものではなく、地域の実情に応じた防除体系へ転換することが重要ということがわかった」 「防除における留意点が知れた」 「イネカメムシの習性を検討する材料となった」などの感想や、最新の予察アプリの研究内容について質問が寄せられるなど、病虫害防除への関心の高さが窺えました。
兵庫県拠点は今後も関係機関と連携し、情報発信を行います。

【参考】総合防除(IPM)の普及推進について(農林水産省リンク)
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/g_ipm/

お問合せ先

近畿農政局兵庫県拠点

ダイヤルイン:078-331-5924