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農林水産省

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2025

12月号

森林総合研究所

見どころたくさん! 多摩森林科学園

東京都八王子市にある多摩森林科学園は、森林総合研究所の支所で、広大な森林を有する研究機関です。森林の一部や森の科学館は一般公開を行っています。

森林に親しむ多摩森林科学園

一般公開している森の科学館とふたつの樹木園、サクラ保存林を紹介します。森林の魅力を体感できる施設で、個人でもグループでも楽しみながら見学できます。

園長 松本麻子さん 2001年に森林総合研究所に入職。森林遺伝研究領域に所属。樹木の遺伝的多様性や遺伝構造に関する研究を行う。2024年4月に女性初の園長に就任。

  • 森の科学館 木材をふんだんに使った建物で、森林や樹木、木材、森に生息する生きものや植物を紹介する展示を行っています。特にサクラに関する展示は見応えがあります。研究の成果をわかりやすく解説する森林講座も毎月開催しています。 第1樹木園 スギやカラマツなど国内外の針葉樹が中心です。樹木や草花、シダ、昆虫の名前や特徴を記した解説板をあちこちに設置しています。樹木園は傾斜地にあるので、見学には動きやすい服装がおすすめです。
  • 第2樹木園 コナラやケヤキ、メタセコイアなど落葉樹が多く、四季の変化が楽しめます。解説板や、樹木と人間のつながりを示す木製品や模型が入った森のポストが設置されています。見学には森の科学館に置いてあるガイドマップも役立ちます。 サクラ保存林 日本全国の主要なサクラの栽培品種や名木、天然記念物のサクラを接ぎ木によって増殖したクローンなど、約500系統1,800本のサクラが植えられています。春には、サクラの開花状況をウェブサイトで公開しています。

知識が増える森の科学館

  • 樹木や昆虫、野生動物などに関する展示を行っています。多摩森林科学園の長年の研究成果をもとに、誰にとってもわかりやすい内容で展示しています。 樹皮をはいだスギ 展示物のなかでひときわ目を引くのが、中央にそびえるスギです。樹皮がはいであり、キバチの幼虫やスギカミキリの幼虫が内部を食べたあとが見られます。こうした食害により倒木や枯死にいたることもあります。
  • 森林の学校 森林のことを多角的に解説したコーナーです。教える立場の人に向けた森林教育ガイドになる内容で、活動の事例やテーマの設定などを紹介し、樹木のことが学べる模型や樹木の大きさを測る道具などを展示しています。
  • タネの引き出し クヌギやムクロジなど樹木のタネが入った引き出しです。樹種は点字でも表記しています。それぞれ手に触れて確かめることができ、大きさや形の違いもよくわかります。ほかにも手で触れることができる展示物を用意しています。
  • サクラの標本 ソメイヨシノやシダレザクラ、エドヒガン、ミヤマザクラなど日本のさまざまな地域のサクラの花をアクリルに封入した標本が展示されています。サクラの栽培品種や開花期などのわかりやすい解説にも注目です。
  • チョウの標本 多摩森林科学園ではこれまでに70種以上のチョウが確認されています。チョウの標本を展示するとともに、長年の観察記録をもとに、チョウの個体数の変化や成虫が発生する時期、減ったチョウ、増えたチョウなどについて解説しています。

生息する多様な生きもの

高尾山などと近接しているため多様な生きものが生息しています。実際に出会うことが難しい生きものもいますが、足跡やフン、巣穴などから気配を感じることができます。

  • キツネ ニホンザル ニホンリス
  • ムササビ カワセミ モズ
  • ミンミンゼミ トンボ カエル

四季折々の植物に出会う

園内のさまざまな場所で生育している植物のなかから、四季ごとに花や実に特徴を持つ8種類を紹介します。開花時期は、年によって多少変動することがあります。

  • 春 ミミガタテンナンショウ 耳たぶのように張り出した、濃紫色または暗紫色の仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴であることからこの名前がつきました。2枚の葉の縁はノコギリ状になっています。 春 キブシ 葉が出るより前に開花し、黄色い花の穂を垂らします。雄花は果実になりますが、熟しても黄褐色で目立ちません。翌年の花の穂は、秋にできて蕾のまま冬を過ごし、春に開花します。
  • 夏 アカショウマ 明るい林や草地に生える多年草です。長く伸びた枝に小さな白い花が多数つき円錐のような姿になります。花のつき方がサラシナショウマと似ていて、根茎が赤いことから名前がついています。 夏 ヤブカンゾウ 有史以前に、中国から帰化したと考えられている多年草で、オレンジ色の花をつけます。花びらが重なる八重咲きで、ひとつの花は1日だけ咲き、翌日は別の花が咲いています。
  • 秋 ツリフネソウ やや湿ったところに生育する1年草です。花のがく片は袋状にふくらみ、一部が巻きます。実が熟すとはじけて種子を飛ばします。細い花柄の先に船を吊るしたような形から名付けられました。 秋 アズマヤマアザミ 花数が少なく細長い頭花は、柄が短く茎から直接出ているように見えます。花期のあとに実った果実は羽毛状の冠毛をつけ、風で飛びます。根生葉は花期には枯れて茎葉だけになります。
冬 フユイチゴ つる性の常緑小低木で、地面をはうように生育します。葉は10センチメートルほどの円形で、茎や葉柄には褐色の毛が密生。果実は直径約1センチメートルで冬に赤く熟します。 冬 オオバアサガラ 葉が小さいまま生長を止めたような裸芽で、側脈の形がよく見えます。先端の芽は側芽よりも大きい。樹木が少ない明るいところで育つ木で、6月に白い花が房になって咲きます。 多摩森林科学園 : https://www.ffpri.go.jp/tmk/index.html
冬 フユイチゴ つる性の常緑小低木で、地面をはうように生育します。葉は10センチメートルほどの円形で、茎や葉柄には褐色の毛が密生。果実は直径約1センチメートルで冬に赤く熟します。 冬 オオバアサガラ 葉が小さいまま生長を止めたような裸芽で、側脈の形がよく見えます。先端の芽は側芽よりも大きい。樹木が少ない明るいところで育つ木で、6月に白い花が房になって咲きます。 多摩森林科学園 : https://www.ffpri.go.jp/tmk/index.html

標本室バーチャルツアー

森林総合研究所のウェブサイトでは、標本室のバーチャルツアーが可能です。鳥獣や植物、木材などから土壌や微生物に至るまで、合計8つの標本室があり、貴重な標本を見ることができます。マウスを動かすとカメラが360度移動します。標本についての簡単な解説も行っています。 FFPRI 標本室バーチャルツアー 微生物標本室 天敵微生物標本室 3階 木材標本室 昆虫標本室 土壌標本室 2階 インフォメーション 鳥獣標本室 植物標本室 種子標本室 1階 森林総合研究所のイベント・セミナー : https://www2.ffpri.go.jp/labs/specimens/
森林総合研究所のウェブサイトでは、標本室のバーチャルツアーが可能です。鳥獣や植物、木材などから土壌や微生物に至るまで、合計8つの標本室があり、貴重な標本を見ることができます。マウスを動かすとカメラが360度移動します。標本についての簡単な解説も行っています。 FFPRI 標本室バーチャルツアー 微生物標本室 天敵微生物標本室 3階 木材標本室 昆虫標本室 土壌標本室 2階 インフォメーション 鳥獣標本室 植物標本室 種子標本室 1階 森林総合研究所のイベント・セミナー : https://www2.ffpri.go.jp/labs/specimens/

今週のまとめ

多摩森林科学園は、100年以上の歴史を持ち、広大な森林を有する研究機関です。園内を歩くと、多様な動植物の営みを体感できます。森の科学館の展示も充実しています。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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お問合せ先

大臣官房広報評価課広報室

代表:03-3502-8111(内線3074)
ダイヤルイン:03-3502-8449

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