農業提案の概要(骨子)
交渉に際しての基本的重要事項
- 各国におけるUR合意の実施状況等の十分な検証
- 世界的な農政上の課題としての農業の多面的機能、食料安全保障の追求
1.基本的姿勢
「各国の多様な農業の共存」を基本的な目標とし、
- 農業の多面的機能への配慮
- 食料安全保障の確保
- 農産物輸出国と輸入国に適用されるルールの不均衡の是正
- 開発途上国への配慮
- 消費者・市民社会の関心への配慮
の5点を追求。
2.論点毎の基本的方針
(1)市場アクセス
- 関税水準、アクセス数量の設定についての品目毎の事情を踏まえ、柔軟性を確保して適切に設定
- 農産物の特性に応じ、機動的、効果的に発動できるよう、運用の透明性を高めたセーフガードの検討
(2)国内支持
- 現行の規律の基本的枠組みの維持。農業の実態を踏まえた農政改革推進の観点からの要件見直しの検討
- 現実的な国内支持水準(削減約束)の設定
(3)輸出規律
- 輸出補助金等の輸出奨励措置や輸出制限措置等についての規律の強化
(4)国家貿易
- 輸出国家貿易についての規律の強化
(5)開発途上国への配慮
- 貿易ルール上の配慮や国際的な食料援助の取組みについての検討
(6)消費者・市民社会の関心への対応
- 食料の安定供給、食品の安全性の確保等の消費者・市民社会の関心に対する貿易ルール上の配慮




